世界でもおいしい!と有名なイタリアやトルコやフランスや、そういう周りのヨーロッパの国と違って、なかなかおいしいと言われないイギリス。
シンプルな味付けで、日本の旅行者には味が薄いと言われるらしい。
たしかにイタリアやトルコやフランスは味が濃いもの多いですね。
それに、イギリスでは、昔から同じもの食べても飽きないという気の長さが理由の1つかも。
あとは、他文化を受け入れているようで受け入れないという外交だからか、
とにかく、イギリスがおいしい!とは外国の皆さんには言われないのです。
(イギリスにすんでいる私としては、やっぱりイギリスはおいしいのですけどー!)
でも、そうですねー、ここ3,4年で、それでもかなり変わってきたイギリスです。
テレビでのお料理番組が流行りだして、いろんなお料理に興味持つ人が増えてきたし、
家庭でもインディアンやチャイニーズを気軽にチャレンジできるソースがスーパーで売られるようになって、
レストランでのスバゲッティはどこもアルデンテになりました←昔は茹ですぎベロ~ン
それにしても、世界各国の味が楽しめる!のは間違いなくロンドンの食文化の強み。
移民が多いロンドン。その国のレシピで食材も味も現地と同じ。が多いのです。
ロンドンにいながら世界を旅したような気分になります。
でもでも、「ジャパニーズ」 はまだまだ一般的でないイギリス。
ジャパニーズとチャイニーズの違いが分かっていないイギリス人なんて結構多いのです。
なんと、ジャパンがどこか知らないとか、Tokyo?中国の首都?と言う人もいます。
そう。イギリスからすると、海の向こ~うにあるオリエンタルの中の島国ジャパン。
どういう国で何がどうなってるのか、知られていないのは当然なのです。
Nissanとかソニーとかで有名だったこともあったけど、今はすっかり韓国製が人気のイギリス。
しかも、イギリスでは日本の有名人とか話題とか入ってこないし(ヨーコ・オノも今の時代ではそう話題にならない)
ジャパンとチャイナが、ごちゃごちゃになってるのは当然なのです。がんばってジャパン。
ロンドンにはいちおういくつかジャパニーズレストランあります。
そこでは、TeriaykiとかTonkathuとかそれなりのメニューあるけど、
実はシェフもウエイトレスもチャイニーズ、味付けもヨーロピアンの好きな甘めのソースになってたりなんです。
お友達で外食大好きで、中でもジャパニーズ大好き!とジャパニーズレストランでかけてるけど、
はたして、本当にジャパニーズの味を分かってるのかはナゾ。
’SUSHI’ もやっとファッション(?)っぽく認められてきて、いくつかテイクアウェイショップもあるけど、
ぎゃ!よく見ると、マシーンで四角にミニに固められた冷たいSUSHI。
ネタはスモークサーモンとクリームチーズやアボガドといったカリフォルニアロール。
イギリス人は生魚を食べない国民ですので、
新鮮な生魚=日本でのSUSHI と知らない人もまだまだ多いのです。
「お刺身」という生魚メニューが存在してて、みんなそれを生で食べてる。なんて知らないイギリス人だってまだまだ多いのです。
でもあと何年かしたら、イギリスでもジャパンはもっと知られていくのかもです。がんばってジャパン。
おまけ。
Bootsオリジナルのクリスプス(ポテトチップス)が最近のおやつ。
スウィートポテトやニンジンのお野菜が揚げてあって、塩かかっていない素朴な味。
やっぱり何でもおいしいイギリス!←私には
xx